助成決定団体にインタビュー!
令和8年度に助成を受ける4団体をご紹介します。下のボタンをクリックすると、各団体代表者のインタビューにジャンプします。

リボンクラブ 出張散髪
Q1. 活動のきっかけ
もともとは美浜町社協が行っていた事業でしたが、その後、新たに団体を立ち上げて継続して活動してきました。私自身、お店に来るのが大変そうだと感じる方も多く、そのような方のお手伝いができているのではないかと思っています。

Q2. 活動内容
移動が難しく、お店まで来ることが大変な方のご自宅や施設に伺い、散髪を行っています。
Q3. 利用されている方の声
「髪がすっきりして気持ちが良い」と喜ばれる方が多いです。また、普段は家族が散髪をしているご家庭でも、移動や着替えなどの負担が軽減されてとても助かっている、という声をいただいています。

早瀬を元気にしよう会 水無月カフェ
Q1. 活動のきっかけ
早瀬集落では高齢化が進み、家にこもりがちな方や孤立する方が見られました。認知症の方も含めて安心して集える場をつくりたいという願いから、この活動を始めました。

Q2. 活動の内容
毎月1回、集落センターで「水無月カフェ」を開いています。歌や体操で体を動かしたり、認知症予防の講演や地域の歴史を学ぶ会を行ったり、季節に合わせた手作り企画(夏のグラス作りや正月飾りづくりなど)も実施しています。地域の方が講師を務めることもあり、住民同士の交流や新しい学びの場になっています。
Q3. 参加者の様子
毎回15~30人ほどが集まり、「毎月の楽しみ」「続けてほしい」との声が多く寄せられています。歌の回では大きな声で歌い発散し、講演会では真剣に耳を傾けるなど、生き生きとした姿が見られます。認知症の方や男性も気軽に参加できるようになり、今では月1回のオアシスとして、地域に欠かせない居場所となっています。

はじめの一歩 不登校児・ひきこもりの親・家族同士のつながりづくりと相談支援事業
Q1. 活動のきっかけ
県が不登校や引きこもりへの支援に力を入れ始めた頃、「保護者の声が聞きたい」と依頼があり、実際に保護者を集めて話を聞く場を設けました。そのとき、悩みや様々な思いを生の声として受け取ったことで「このままでは終われない」と感じ、「安心して話せる場が必要だ」と思ったことが、この活動のきっかけです。

Q2. 活動の内容
月に一度ほどの集まりを開き、保護者同士が悩みや思いを安心して話せる場を提供しています。参加者同士で、行政や支援に関する自分では知らなかった情報を教え合うこともあります。安心して話せる場であるだけでなく、新たな情報を得られるという点でも大きな意義があると感じています。
Q3. 参加者の様子
同じ境遇の人と出会うことで「自分だけではない」という実感を得て、涙を流しながら共感し合う場面も見られます。また、同じ校区に子どもがいる保護者同士が「うちの子が心配していたよ」「気にかけていたよ」と声を掛けることで、ほっとする場面もあります。「安心して本音を話せる場所がある」こと自体が、大きな支えになっていると感じ、活動を続けていく意義を実感しています。

和田いきいきライフ いきいきライフ健康教室
Q1. 活動のきっかけ
菅浜区の自主グループ(=健康づくりを目的とした集まり)に参加し、ボランティアでレクリエーションを行ったことがきっかけでした。そこで私自身が「楽しい!」と感じたこと、そして「自分の住む和田区でも、地域の人たちが元気になれる場をつくりたい」と思ったことがきっかけです。さらにコロナ禍で人との交流が途絶えてしまった時期を経て、「地域のつながりが大切だ」という思いが強まったことも、活動を始める後押しになりました。

Q2. 活動の内容
毎月第3金曜日に開催しています。ラジオ体操や「へしこドドンパ体操」に始まり、手遊びやオリジナルのレクリエーションなどを行っています。楽しみながら体を動かし、そして脳も活性化するような内容を心がけています。参加されている方が前に立って、脳トレやボール体操を教えてくれることもあります。私自身、この場を通じて「地域の方とより親しくなれた」と感じられて嬉しいです。
Q3. 参加者の様子
参加者からは「こういう場があって嬉しい」「おしゃべりするだけでも楽しい」という声も聞かれ、私も「この場を始めてよかった」と感じています。普段会話する機会が少ない方同士がこの場で声を掛け合う様子も見受けられ、体操やレクリエーションを楽しむだけでなく、地域でのつながりが実感できる場になっています。